一歩踏み出すたび、雑念が雪に吸い込まれていく。
厳しい冬の寒さが、信州の山々を純白の世界へと塗り替える1月。
東信エリアのシンボルとも言える浅間山。私は、大好きな浅間外輪山へと向かいました。
緑に覆われた夏とは一変し、音を失ったかのような静寂に包まれる冬の山歩き。 そこには、この季節にしか出会えない「自分をリセットするための特別な時間」がありました。
なぜ、ひとりで山に登るのか?
私はよく、ひとりで山を登ります。 ソロ山行には、良い面もあれば、厳しい面もあります。自分のペースで進み、静寂の中で景色を独り占めできる贅沢。その一方で、孤独や恐怖と隣り合わせになる瞬間もあります。
特に冬山は、一歩間違えれば命に関わる場所。自分の実力を見誤れば、大変な事態を招きます。だからこそ登山は、極限の状態で「今の自分を知る」という活動そのものなのです。
一心不乱に歩く、マインドフルネスな時間
私は登山の上級者ではありません。だからこそ、登りも下りも、一歩一歩に全神経を集中させ、慎重に、自分と対話しながら進みます。 この「一心不乱」な時間は、まさにマインドフルネスそのもの。
アイゼンが雪を踏み締める音、自分の荒い呼吸、頬を刺す冷たい空気……。
「生物(いきもの)」としての感覚が呼び覚まされていく、かけがえのない瞬間です。
白銀の「ガトーショコラ」を仰いで
黒斑山から蛇骨岳へと続く稜線に出ると、目の前には雄大な浅間山が姿を現します。
この時期、山肌に雪が積もった姿は「ガトーショコラ」という愛称で親しまれています。雪の量を見て、「今日は粉砂糖が少なめだね」なんて登山者同士で言葉が交わされているのも耳にします(笑)。
冬の山は、自分を「無」にしてくれる。
冬の山は、自分を「無」にしてくれます。 厳しい自然の中に身を置くことで、日常の悩みや役割がちっぽけなものに感じられる。 また春に命が芽吹くように、自分自身の内側にも新しいエネルギーが満ちてくるのを感じる山行でした。
来年の冬、あなたもこの真っ白な世界で「本当の自分」に出会う旅をしてみませんか?
浅間外輪山(黒斑山方面)へのアクセス
【浅間外輪山へ登山を計画される方へ】
- アクセス: JR佐久平駅・小諸駅から「JRバス関東 高峰高原行」に乗車し、「車坂峠」下車。冬期はスタッドレスタイヤやチェーンが必須の雪道となります。
- 入山規制: 浅間山は活火山です。現在は噴火警戒レベル2のため、前掛山(山頂方面)へは入山できませんが、外輪山(黒斑山・蛇骨岳)への登山は可能です。
登山口の拠点「高峰高原ビジターセンター」
車坂峠の登山口には、綺麗なトイレやカフェを併設したビジターセンターがあります。ここで登山届を提出し、最新の気象や火山の状況をチェックしてから出発しましょう。
karumiko retreat.では登山リトリートをご検討の方へは現地ガイドさんのご紹介を行っておりますのでご希望の方はご相談ください。












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