感性を揺さぶる自然美の世界!「千住博美術館」で過ごすアートリトリート

軽井沢千住博美術館

軽井沢には素敵な美術館がいくつも点在していることはご存知でしょうか?
その中でも特に軽井沢の美しい自然美を感じられる美術館が、千住博美術館です。
世界的にも有名な日本画家・千住氏の初期作品から近年のものまでを約40点展示しており、作品の多くが自然をモチーフにしています。

芸術=アートの世界は自身の感性に気づき、自分と向き合う時間に相応しい場所です。
今回は軽井沢でアートリトリートを行うスポットとして「軽井沢千住博美術館」をご紹介します。

目次
軽井沢千住博美術館外の様子
1〜2月は冬季休業中だったこちらの美術館。3月よりオープンしています
軽井沢千住博美術館外の小径
美術館までのアクセス。季節によって道脇にある植物の彩りも異なり、その都度楽しめます
軽井沢千住博美術館外の様子
美術館入り口。館内での撮影は禁止なのでここまで

美術館では作品の鑑賞が目的となる人も多い中、こちらの美術館は建物と空間そのものも楽しめます。
さらに言うと、建物内だけでなく敷地内全てが美しく、自然をたくさん感じる事ができます。

美しい建物は軽井沢の自然を最大限に生かし、館内でも季節の自然を全方位で感じながら美術鑑賞ができる珍しい空間です。

軽井沢千住博美術館は、世界で活躍する日本画家・千住博の作品を美しい樹々や花々とともに楽しんでいただける美術館です。建築家・西沢立衛による、やわらかなフォルムのガラスによって構成された光溢れる斬新な建築と、四季折々の表情を見せるカラーリーフガーデンが一体となり、森の中を散歩するように作品を鑑賞していただけます。

軽井沢千住博美術館 施設案内パンフレットより

館内は白い世界が広がり自然光で作品を美しく照らしています。
美術館ということで館内は静寂に包まれており、自分だけの静かなゆったり時間を心ゆくまで過ごす事ができます。

館内の床は緩やかに傾斜しているのですが、これは元々あったこの土地の地形をそのままにしているということ。
歩きながら昔からあるこの土地の姿を感じ取れる珍しい体験ができます。

美術館は鑑賞する順番などが決まっていることが一般的かもしれません。
こちらは決まった順路が特になく、心のままに、自由に進むことができます。
なんとなく、私は年代順に沿って鑑賞してしまいましたが、ルールはないので、気になるものから観ていくのも良いと思いますよ。

美術鑑賞では自然とゆっくり歩く、立ち止まる、静かにする、心を穏やかにする、自分の内面に向き合う、作品を見て自身の感情を確認する、時を忘れる、ということが出来ます。
これらはリトリートを行う上でとても大切にしてほしい要素。
普段の生活では意識しないと出来ない行動かもしれません。

鑑賞できる作品のモチーフは自然のものが多く、千住氏の作品は「滝」でよく知られています。
他にも「山水」「森」「桜」「崖」などの作品シリーズを鑑賞できます。
いずれも繊細で幻想的な作画が多く、軽井沢の雰囲気と親和性が高く、自然というものの美しさを改めて感じ取れる時間になります。

2024年12月25日までのテーマは「チキュウ・ウチュウノキセキ」。
「時間」というコンセプトを軸に、千住氏が伝えたい世界を作品を通して鑑賞できます。

一連の作品を鑑賞し、館内奥にあるThe Fall roomでは7分間の幻想的な動画が待ち受けています。
20分ごとに行われる動画のショーは滝に始まり次々に展開していく自然美に釘付け。

お隣のお部屋にあるDayfall/Nightfallという空間もユニークで、ちょっとした瞑想スペースに相応しいです。

美術鑑賞を経て、作風から画家の感情変化やその時代の気持ちや希望、喜怒哀楽を想像できたりします。
自分のことも振り返り、改めて見つめ直す良い機会、気づきや発見の場になるのでは、と思います。

2023年度に完成された作品名「浅間山」は軽井沢を代表する山でその作品は非常にインパクトがあり力強いものでした。崖のモチーフではちょっと変わった技法で絵を描かれているのも見ものです。

個人的に私は「海と空」、「星のふる夜に」、「浅間山」が心に残り、なぜそれらに惹かれたのか、少し作品の前で座りながら分析してみました。自分の今の状態が見えてきた感じがしました。

千住博美術館海と空
今回の企画展のイメージにも使われている海と空。
印象的な作品はショップでポストカードを購入しました

普段から美術館へ行く人もそうでない人も、軽井沢で静かに自分と向き合うアートリトリートはいかがでしょう?

軽井沢千住博美術館ショップ
ミュージアムショップ、浅野屋のベーカリーカフェもあるので鑑賞後の余韻に浸ってみてはいかがでしょう♪

軽井沢千住博美術館
住所:軽井沢町長倉815
TEL: 0267-46-6565
アクセス:軽井沢駅、中軽井沢駅よりタクシーまたはバス利用
入館料:(一般)1,500円 ※2024年3月時点、公式HPより100円分の割引クーポンが入手できます
HP:https://www.senju-museum.jp/
https://www.instagram.com/senjumuseum/

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この記事を書いた人

リエゾンのアバター リエゾン かるみこリトリート代表

身と心を軽くするリトリート「かるみこ」代表。30代から定期的にリトリート活動を経て自分らしい快適な生き方を追求してきたリトリート研究人。
リエゾン=liaisonとは「結びつき」や「連絡・連携」を意味し、かるみこ(軽井沢・御代田・小諸)におけるリトリートの場と機会を個人と結び、伝達役として、また自身の本名が「りえ」である事からこの名称で活動。
2023年秋に神奈川県横浜市から家族と共に長野県御代田町に移住。

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