軽井沢の穴場スポット!「離山(はなれやま)」で自分と向き合うミニ登山リトリート

軽井沢離山

軽井沢に観光で来られた方の多くが立ち寄らない秘境スポット、離山。こちらは地元住民にとても愛され親しまれている場所ですが、県外の方や観光客は「軽井沢=登山」のイメージはあまりなく、ほぼスルーしてしまう場所なんです。

軽井沢は観光地ということで、沢山訪問する場所があるし、時間がなくて目的地にはなりにくいのかもしれませんね。

軽井沢に何度か来られているリピーターの方はご存知かもしれませんが、実際登った事はないのでは?
ここは女性1人で気軽に登山ができてしまう、リトリートにもお勧めスポットなので、今回はその離山をご紹介。

目次

県外から軽井沢に来られる方は「はなれやま」という名称すら聞いたことがないのでは?
関東圏に長年住んでいた私は実際こちらに移住するまで聞いたことがなかったです。でも軽井沢は定期的に訪問していたくらい好きな場所でした。それなのに、軽井沢を代表する自然スポットを調べると、大体「白糸の滝」「雲場池」「塩沢湖」「鬼押出し園(こちらの所在地は群馬県!)」という名称が挙がっていて、離山は挙がってきませんでした。

しかし軽井沢アウトレットからいつも何気なくチラッと見えていた小さい山があり、実はそれが離山でした。

軽井沢離山(アウトレットから)
こちらはアウトレットから見えた景色。ぽっこり見えるこの山が離山です

地元住民に親しまれ、愛されている山で、あまり観光目的にPRしていないのかもしれませんが、本格的な準備をせずとも一気に自然界に包まれ、静かで自分の心と向き合う登山リトリートにはとてもお勧めなスポットです。

離山(はなれやま)は、長野県北佐久郡軽井沢町のほぼ中央に位置する山である。比高は200mほど。

離山は溶岩ドームで浅間火山の側火山である。2万2050年前にこの溶岩ドームの上昇にともなって雲場熱雲(火砕流)が発生し、南軽井沢一帯を焼き払った。山体は方向によっては円錐台形をしており、また頂部が比較的に平らであるため、「テーブルマウンテン」の愛称も持つ。山麓は別荘地として開発されている。

登山口までは、軽井沢駅・中軽井沢駅から車で10分、または西武観光バス東部小学校前下車、徒歩25分。登山口から山頂までは高低差200mほどで、ゆるやかな登山道を徒歩1時間ほどで登ることができる。山頂には、望遠鏡などを備えた展望台が整備されている。

出典:Wikipedia、YAMAPより

離山登山は東口と南口から進めます。いずれも片道1時間程度で登れますが道が整備されて歩きやすく女性にお勧めなのは東口。
歩きやすい運動靴やスニーカーで大丈夫です。

軽井沢離山登山道
軽井沢東部小学校近くからの入山口

ひっそりと道の脇に登山道東口の看板が置いてあります。この道をまっすぐ進みます。

軽井沢離山入り口付近
歩いている人も車も殆ど見かけません。この日は平日ランチ過ぎの14時頃
軽井沢離山入り口付近
周辺は別荘エリア。樹々の隙間からの光が綺麗

別荘エリアは大きなカラマツの木が沢山立ち並び軽井沢らしい雰囲気を楽しみながら散歩するように歩けます。
この日は真冬の1月でしたが天気が良い日だと太陽の光がキラキラ降り注ぎ、とても気持ちよく歩けます。

軽井沢離山入り口付近
別荘エリア内をお邪魔するので住民に迷惑掛けないように静かに過ごします
軽井沢離山入り口まで
途中途中にこのように道標があるので迷わず進めます
軽井沢離山別荘エリアの山道
別荘エリア内の山道は意外と長く続きます。歩道は綺麗なので歩きやすい
軽井沢離山入り口
入り口に到着。記帳場が設置されています

別荘地を抜けて入り口に到着。登山者向け記帳場があり、ノートが置かれています。
あいにくペンが置いてなかったので私は記帳が出来なかったのですが…。ノートを開けると大体1〜2日に1組とか、その程度の記帳がされていました(私みたいに書けない人もいたかもしれませんが)。外国人の名前も見かけたり、年末年始のタイミングに来られている方もおりました。春や秋のシーズンは美しい自然を見に多くの人が登りに来られるかもしれませんが、平均的には人がとても少ない場所だと思います。※行楽シーズンにも一度様子見に行ってみますね!

軽井沢離山登山
引き続き歩きやすい歩道が用意されています
軽井沢離山案内
全体地図と案内板があります。クマ生息地域という看板も

離山は低山とはいえ「山」なので、野生動物がいます(笑)。クマはこの地域は少し登るとやっぱり出没するエリアなので(真冬は冬眠中ですが)ちょっとびっくりするかもしれません。登山者が少ないということは静かなので、野生動物も油断しているかもしれず、早朝、夜間は避けたり、スマホで熊避けの音を念の為準備しておくとかされておくと安心かもしれません。

ちなみに離山ではクマ以外に猿やイノシシなども生息しているようです。

朝日や夕陽を観にいくのも良さそうなのですが、野生動物の存在は少し気にかけておいてください。

軽井沢離山登山の様子
似た様な道ですが実際歩くと自然を存分に感じれて気持ちがいいですよ
軽井沢離山頂上まであと少し
適宜案内板が出ているので安心しながら登れます。頂上まであと750m!
軽井沢離山頂上案内
頂上まであとわずか!のサインが見えました
軽井沢離山頂上付近
ポツンと先に見えるのが頂上!
軽井沢離山
標高1255.9m 登頂完了です。東部小近くの入り口からここまで約50分くらいでした。

頂上には望遠鏡、羅針盤が置いてあります。その先にあるのは「かるみこ」でも大切にしている浅間山の景色。
真冬だと雪を被った浅間山が見られます。眼前にどーんとあり、この絶景を独り占めできました。

軽井沢離山からの浅間山
冬の空は澄んでて美しく、浅間山もくっきり拝めました

浅間山を眺めながら軽く目を閉じて瞑想タイムにしてもいいですね(私は5分程度行いました!)。
登山前にお気に入りの飲み物を持参すれば頂上は天空カフェにもなります。
他の方のブログを拝見した時はワインボトルを持って行った方もいるようで、素敵だなぁと思いました。

是非お気に入りの飲み物を持って絶景を眺めながらのんびり過ごしてください。

頂上付近はコンパクトな作りで出来ているので、もし他にも登山者がいるタイミングでしたらあまりここではゆっくり出来ないかもしれません。少し離た場所に座って景色を眺めたり風を感じて日常を忘れる時間にしましょう。

軽井沢離山から見た軽井沢の町
頂上から左手側は中軽井沢の町の様子が見下ろせます

低山とはいえ、普段山登りをしていない私にとっては少しキツイなぁと感じる時もありました。

自分の身体と向き合ってどこが痛い、どこが辛いということに気づきながら、身体の調子を感じ取れるのは貴重な機会でもあります。
そして登山は人生そのもの、とよく例えられますが、頂上という目的地に向かって進む時に自分の在り方や姿勢、気持ちなど普段考えない様なことに思考を巡らす機会になります。頂上に着いた時の爽快感、これは何かを達成した時の喜びと同じで、普段中々達成することを味わう機会がなくても、こうして登山を通して味わう体験ができます。

素直に「気持ちいいなぁ」とか「自分頑張ったなぁ」とか、そういう感情は日常生活では生まれにくいと思うので、登山は良い気づきをくれるリトリートになると思います。

普段身体をあまり動かさない人、自然の中に没入したい人、1人で静かに自分と向き合いたい人。
どんな理由でも離山は温かく受け入れてくれるので、あなたのリトリートプランに是非検討してみてくださいね。
※真冬の積雪時の登山は危険ですので控えましょう…!

軽井沢離山下山
帰りは約40分で下山できました。途中1人カメラマンぽい方とすれ違いました。頂上で夕陽を撮影しにいくのかな?

離山(はなれやま)
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉
TEL: –
標高:1,255.9m
山系/種類:浅間火山/溶岩ドーム 

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この記事を書いた人

リエゾンのアバター リエゾン かるみこリトリート代表

身と心を軽くするリトリート「かるみこ」代表。30代から定期的にリトリート活動を経て自分らしい快適な生き方を追求してきたリトリート研究人。
リエゾン=liaisonとは「結びつき」や「連絡・連携」を意味し、かるみこ(軽井沢・御代田・小諸)におけるリトリートの場と機会を個人と結び、伝達役として、また自身の本名が「りえ」である事からこの名称で活動。
2023年秋に神奈川県横浜市から家族と共に長野県御代田町に移住。

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